隔離病棟での生活
5月27日 5時起きる 曇りのち晴 体温35.8度
お湯で身体を拭いて 洗濯をしました。
昨日から 体力をつけていかなければと思い 本を10冊ずつナイロン袋に入れて
それを右手と左手に持って持ち上げる 10回も上げ下げすると上がらなくなって
しまいます。
力が衰えているのが分かります。
手が震えるのには困りました。 メモを執っても字になりません。
8時40分採血 10時に家内が面会に来ました。
差し入れは石鹸2個
11時30分 先生の回診 チフス菌は23日の検査では見つからなかったと報告
今日から風呂に入ってもよいと言われました。
午後3時に 私の母と兄が面会に来る 町中の噂になっていると言う
伝染病なんてあまりいい噂ではないだろうと思います。
家族の者は毎日接していて心から心配してくれているのに
それでいて感染なんてしてませんが 他の人達は接していないのに
自分への感染を恐れている 人間なんてそんなものかもしれません。
私は一度退院をした時に 全快祝いの品を注文して その注文した商品は
水羊羹 60人分を買ってしまいました。
今度退院した時には 食べ物は嫌な思いをするだろうから
違うものに代えないといけないなと思ったのです。
返品はきかないし チョット早すぎたなと思いました。
こういうのが無駄である 慌て者はこういうときに出てしまいます。
前の病院にいるときには 看護婦さんはマスクも手袋もしないで
採血 点滴をしていたのに この病棟に来たら 大きなマスク 手袋
それに恐る恐る脈拍を計っているのです
体温は平熱になり 久し振りに風呂に入りました。
病院の風呂というとあまり気持ちのいいものではありませんが
ここの風呂は前の病院と違って 自分だけですから 髪と体を洗いさっぱりとしました。
昼間から風呂に入り 仕事もしないで これで酒でもあれば 小原庄助さんだ・・・
5月28日 4時30分に起きる 体温36.8度 検便
外はまだ薄暗い 昨晩は睡眠薬も下剤も飲まずに寝ましたが
やはり眠れませんでした。
時計ばかり何度も見ました。
眠れなかったけど起きてみると 手の震えがない 今までは字を書いていると
字になりませんでした。
これはチフス菌のせいなのか 薬のせいか 高熱が続いたためなのか
高熱の時には全身がガタガタ振るえ 仕事はもうできないと思っていました。
私は退院をしたら新しいスタートを決断しなくてはならない
これからの10年が大切です。
理容の仕事でみんなは修行が終れば独立している みんなから何故で独立
しないのだと言われていました。
私は兄の店が自分の店のように頑張ってきましたから それほど気にはして
いませんでしたが ところが入院して 兄から言われ ここは考えを変えなくては
なりません・・・
午後2時30分 病棟責任者の渡辺さんから心霊の事を話され 渡辺さんの
入信している宗教の教祖さんは先見力が凄いとのこと 霊能力者の先を見る力とは
それを予知しているのか 教祖に言われてそのように暗示が効いて
そのように動いていくのかは分かりません。
宗教は悪いとは思いませんが 自然の法則を無視した宗教は危ない宗教だと思います。
宗教の教えに従って救われるのはいいことです。 それよりも宇宙の自然の仕組み
身体の仕組み 心の法則を知っていれば宗教に囚われることがなくても
解決できる事ばかりです。
盲信は駄目です。
午後6時10分に家内が面会に来ました。
今日○○布団店で布団の大サービスをやっていて値打ちのものがあるが
どうしたらいいかと聞くのですから 私は入院生活で布団の重要さが分かりましたので
そんなに値打ちのあるものなら買っても良いといいました。
(確か60万円が30万円だったようです。 これって半額でも高額ですよね)


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