衝撃的な報告
5月20日 先生から話があると言われましたので ナースセンターに行きました。
私は退院の知らせだと思い喜んで出かけていきました。 先生の顔は何故か困惑の表情 言葉がすぐに出てきません。 おかしいなと思っていますと 先生は言いにくそうに 加藤さん実は5月2日に採血した血液の中からチフス菌が見つかったと言われるのです。
私はその時 何故 どうしてと物凄いショックを受けました。
チフス菌は今までの治療法では効かないから これから隔離病棟に転院していただかなくてはならないと言われるのです。
一体今までの苦しみ 時間の無駄 2ケ月近いロス 入院の費用 収入の減収など いろいろなことを思うと怒りの気持ちになりました。
しかし先生 看護婦さんたちの一生懸命の対応に怒ることはできません。
ここは許しの気持ちでいなければいけないと思いました。
しかしチフス菌なんて 何処で拾っただろうか 誰も伝染した人はいない 私が無意識の時に 心の叫びで 早く院長を呼んできて欲しい 今に病院はマスコミで大変になると叫んでいたのはこのことなのかと改めて思い出しました。
そう言えば 息を吐きなさいと言った看護婦さんに前の日 有難うございましたとお礼に行って その後果物ナイフを取られたことがある 何もしてないのにお礼はおかしいことですよね。
退院と思っていたのが あらためて隔離病棟に1ケ月近く入院になるとは 私は兄の店に勤めていましたから 兄の方も痺れを切らして そろそろ自分で店を出してくれないかと言い出しました。
この言葉にもショックを受けましたが 今は流れに従うしかありません。
後になって考えてみますと最大の危機が最大のチャンスになるとは この時には神のみぞ知る・・・
ショックで眠れない一夜を明かし 5月21日の午後1時に病院の前に 隔離病棟の迎えの車が玄関に止まりました。
私は先生 婦長さんに御礼の言葉を述べ車に乗りました。
運転手はマスクをかけ防菌服を着て あまり会話もなく なんか重大事件を起こした犯罪者のような気持ちになりました。30分で多治見県立病院に到着 病院の一番奥の土岐川の堤防の下 病室から川の水は見えません。
建物は昔の分校みたいで窓は鉄格子 入り口も格子戸で出入りができません。 部屋は長い間使われていない為か埃で汚れ 廊下 部屋はクレゾ-ルでふき取られ 入った瞬間物凄い臭い 病棟責任者は渡辺さん エツと思った これって無意識の時にヘルパーさんが自己紹介をした人の苗字 ナン なんだろうこの偶然はと驚きました。
部屋に荷物を置いて 病棟内の案内 説明がありました。 それから採血 検温 検便 体温37.8度やや高い 一旦下がった熱も上がってきました。
部屋の窓から見えるのは 堤防と愛岐道路と山だけ これでは刑務所と同じ 違うのは一人だけの入院 夜はさぞかし寂しいなと思いました。
トイレにはクレゾール 電話機の横にもクレゾール 臭いのなんの先が思いやらせます。
部屋にはエアコンが付いています。
この病棟では初めて使うそうです。
テレビは無料 消灯時間はあってもないようなもの 電話は実家だけしかかけないようにとのこと・・
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病棟責任者の渡辺さんは午前8時~午後5時まで 午後5時から二人の看護婦さんが翌朝8時まで これって監視人 私の気持ちはなすがまま 開き直り
吉田松陰 宮本武蔵の心境(例えが大物過ぎますが)・・・・


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